インドネシア25年予算案、財政赤字をGDP比2.53%と見込む

AI要約

ジョコ・ウィドド大統領が2025年予算案を提出し、財政赤字はGDP比2.53%と見込まれる。

予算案はウィドド政権とプラボウォ・スビアント次期大統領の経済チームが共同で作成し、歳出は前年を6%近く上回る規模に設定された。

予算案では、2025年の経済成長率を5.2%と想定しており、プラボウォ氏の財政政策に対する懸念が寄せられていた。

インドネシア25年予算案、財政赤字をGDP比2.53%と見込む

Stefanno Sulaiman

[ジャカルタ 16日 ロイター] - インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は16日、2025年予算案を提出した。財政赤字は国内総生産(GDP)比2.53%と見込んだ。

予算案はウィドド政権の閣僚と、プラボウォ・スビアント次期大統領の経済チームが共同で作成。歳出は3613兆1000億ルピア(約2303億ドル)と、今年(予想)を6%近く上回る規模に設定した。

財政赤字は616兆2000億ルピアと見積もった。24年の赤字は609兆7000億ルピア(GDP比2.7%)と見込まれている。

予算案では、25年の経済成長率を5.2%と想定している。今年のGDP伸び率の予想レンジである5─5.2%とほぼ同水準とした。

プラボウォ氏はこれまでの演説などで、拡張的な財政政策や債務水準の拡大への志向を示唆しており、投資家はプラボウォ氏が厳格な財政ルールを放棄するのではないかと懸念。予算案に注目が集まっていた。