韓国大統領室 新型コロナ感染再拡大で治療薬の追加供給へ

AI要約

韓国大統領室は、新型コロナウイルス感染再拡大に対応し、治療薬を確保して予備費を使用する方針を示した。

世界保健機関がエムポックスに関する国際的懸念を表明し、国内流入の可能性に備え緊急の危険評価会議を開くことを決定した。

治療薬の供給を増やすため契約を進めており、またエムポックスについては海外の発生状況を監視し、管理体制を強化している。

韓国大統領室 新型コロナ感染再拡大で治療薬の追加供給へ

【ソウル聯合ニュース】韓国大統領室は16日、新型コロナウイルス感染再拡大に対応するため、予備費を使って治療薬を確保し、追加供給する方針だと明らかにした。

 また、世界保健機関(WHO)がエムポックス(サル痘)について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に相当すると宣言したことを受け、国内に流入する可能性に備え、緊急の危険評価会議を開くと説明した。

 大統領室関係者によると、新型コロナの治療薬26万人分の供給に向けて契約を進めているという。飲み薬、注射薬などの追加供給は15日から始まっており、治療薬の確保については製薬会社と日程を協議している。

 エムポックスについては、海外での発生状況を監視しつつ、検疫などの管理体制を集中的に点検する方針だ。同関係者は「国内においては現時点で特別な兆候はなく、死亡者はこれまでいないと判断されている」と説明した。