ナワリヌイ氏の死因捜査せず 捜査当局が妻ユリアさんに通告

AI要約

2月に獄中死したロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏の妻ユリアさんは15日、捜査しないとする正式文書を受け取った。

捜査委員会の文書によると、ナワリヌイ氏の死因は「複合疾患」であり、心臓マッサージや人工呼吸が試みられたが効果がなかったとされている。

ユリアさんはプーチン政権を批判し、捜査が行われないと主張している。

 2月に獄中死したロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏の妻ユリアさんは15日、ナワリヌイ氏の死因について捜査しないとする正式文書を連邦捜査委員会から受け取ったとユーチューブの動画で明らかにした。ユリアさんは殺害されたと主張しており「プーチン(大統領)が権力を握っている限り、捜査は行われないだろう」と批判した。

 ユリアさんによると、連邦捜査委員会の文書はナワリヌイ氏の死因は「複合疾患」だとし、不整脈で死亡したと説明。同氏が気分が悪くなった際に医務室に運び、心臓マッサージや人工呼吸を試みたが、効果がなかったと記されていた。