22年のノルドストリーム爆破、ウクライナの関与否定 大統領顧問

AI要約

ウクライナのポドリャク大統領府顧問は、2022年9月に爆破されたノルドストリームに関する疑惑について自国の関与を否定し、ロシアの関与を示唆した。

ポーランド検察当局が逮捕状を出したウクライナ人の男が既にポーランドを出国していることが明らかになった。

ウクライナの高官が事件に関与したと報じられているが、ポドリャク氏はウクライナの関与を否定し、戦略的・戦術的な利益を得ることはなかったと主張した。

22年のノルドストリーム爆破、ウクライナの関与否定 大統領顧問

Pavel Polityuk

[キーウ 15日 ロイター] - ウクライナのポドリャク大統領府顧問は15日、バルト海を経由してロシアとドイツを結ぶ天然ガスパイプライン「ノルドストリーム」が2022年9月に爆破された事件について、自国の関与を否定した上で、ロシアが関わった可能性を示唆した。ロイターに書面でコメントした。

「こうした行為は、広範な技術的・資金的資源がなければ実行できない。事件当時、これらを全て持っていたのはロシアだけだ」とした。

ポーランド検察当局は14日、ノルドストリームを爆破したとしてドイツ当局が逮捕状を出したウクライナ人の男が既にポーランドを出国していることをロイターに明らかにした。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、ウクライナの高官が事件に関与したと報じている。

ポドリャク氏は「ウクライナはノルドストリーム爆破と何の関係もない」と述べ、ウクライナは爆破によって戦略的・戦術的な利益を得ることはなかったと主張した。