【マレーシア】ミスターDIY、上半期決算は8%増益

AI要約

マレーシアのホームセンター最大手ミスターDIYグループが2024年上半期の決算を発表。売上高や純利益が増加し、店舗数の拡大が収益に寄与。

店舗数は前年比14.7%増の1,340店舗に達し、取引件数も14.4%増加。第2四半期には42店舗を新規開設。

今後の展開では好調な経済指標や外国投資の流入を活かし、収益性向上の取り組みを進める。中国の大型総合雑貨専門店に戦略的投資を行い、マレーシアへの出店予定。

 マレーシアのホームセンター最大手ミスターDIYグループが13日発表した2024年上半期(1~6月)決算は、売上高が前年同期比9.0%増の23億3,928万リンギ(約774億円)、純利益が7.9%増の3億9万リンギだった。店舗数の増加が増収に寄与した。

 6月末時点の店舗数は1,340店舗で、前年同期から14.7%増加した。店舗網の拡大により、総取引件数も14.4%増の9,040万件に達した。

 第2四半期(4~6月)決算は、売上高が前年同期比8.8%増の11億9,623万リンギ、純利益が3.3%増の1億5,521万リンギだった。同期に42店舗を開設した。

 エイドリアン・オン最高経営責任者(CEO)は、今後の事業展開について、好調な経済指標、主要通貨に対してのリンギ上昇、外国投資の流入が業績成長の原動力となるとの見方を示した。

 また、オン氏は、長期的に収益性を高める取り組みに沿って、中国の大型総合雑貨専門店「KKV」に戦略的投資をしたと明かした。KKVのマレーシアへの出店に携わる。KKVは中国の小売企業KKグループのブランドの一つ。文具や化粧品などライフスタイル製品を取り扱っている。