ロシアのブローカー、8700万ドル分の凍結証券売却を発表

AI要約

ロシアのブローカーが制裁による資産凍結交換計画を進めていることを発表。非居住の投資家向けに81億ルーブル相当の証券を売却。

外国人投資家のアクセス状況は不透明で、追加制裁により手続きに遅れが生じている。

資産交換計画では、ロシアと外国人投資家が互いの凍結資産を活用し、株式の取引を行う予定。

ロシアのブローカー、8700万ドル分の凍結証券売却を発表

[モスクワ東京 14日 ロイター] - ロシアのウクライナ侵攻を受け、西側諸国の制裁とロシアの対抗措置によって凍結された双方の資産の交換計画を進めているロシアのブローカーは13日、非居住の投資家に対して81億ルーブル(8719万ドル)相当の証券を売却できたと発表した。

外国人投資家がこれらの証券にアクセスできるのかは不明。ブローカーは、入札中に追加制裁が科されたため、非居住の投資家が手続きやリスクを評価するのにさらに時間が必要になったと述べた。

資産交換計画では、外国人投資家はロシアで凍結された資金を使い、ロシア人投資家が海外で保有していたアルファベットやテスラ、マイクロソフトなどの株式を購入する。逆の取り決めも行われる予定。

交換計画はロシア政府が提案。ただ、西側当局の協力が得られるかは依然として不明だ。