トランプ氏陣営のハッキング被害、FBIが捜査開始 イラン関与疑い

AI要約

11月の米大統領選で共和党のトランプ前大統領陣営がハッキング被害に遭い、FBIが捜査を開始。

民主党のバイデン大統領やハリス副大統領の陣営もハッキング被害を受け、FBIはイラン当局の関与を疑っている。

大統領選に関わる外国の干渉に対し、米当局は中国、ロシア、イランなどの可能性に警戒。

トランプ氏陣営のハッキング被害、FBIが捜査開始 イラン関与疑い

 11月の米大統領選で返り咲きを目指す共和党のトランプ前大統領の陣営がハッキング被害に遭ったとされる事件で、連邦捜査局(FBI)は12日、捜査を開始したことを明らかにした。米メディアが報じた。民主党のバイデン大統領やハリス副大統領の陣営もハッキングの標的になっていたといい、FBIはイラン当局が関与した疑いがあるとみて調べている。

 トランプ氏は10日、IT大手マイクロソフト社から「イラン政府が陣営のウェブサイトをハッキングした」と通知を受けたと説明。「イランは公にされている情報しか得ることができなかったが、こうしたことをすべきではない」と述べた。FBIも米メディアに対して「この事案について捜査している」と認めた。

 大統領選を巡って、米当局は中国やロシア、イランなどが干渉する可能性があるとして警鐘を鳴らしていた。【ワシントン秋山信一】