FBI、イランのハッキング捜査 大統領選両陣営に仕掛けた疑い
米紙ワシントン・ポストによると、FBIがイランによる米大統領選の民主党と共和党の両陣営へのハッキング疑いを捜査している。
民主党側ではバイデン陣営がハッキング未遂を経験し、共和党のトランプ前大統領陣営も内部通信がハッキングされたと公表した。
FBIはハッキングの成功の有無を確認中であり、状況は不透明なままだ。
【ワシントン共同】米紙ワシントン・ポスト電子版は12日、イランが米大統領選の民主党と共和党の両陣営にハッキングを仕掛けた疑いがあるとして、連邦捜査局(FBI)が捜査していると報じた。複数の関係者の話としている。
同紙によると、民主党側ではバイデン大統領が撤退を表明した7月21日より前にハッキング未遂があったという。個人情報を窃取する「フィッシング」メールをバイデン陣営のスタッフが受け取った。FBIは6月に捜査を開始したが、ハッキングが成功したかどうかは確認できていない。
共和党候補のトランプ前大統領の陣営は今月10日、内部通信の一部がハッキングされたと明らかにしていた。