性別めぐり出場議論 パリ五輪ボクシング女子66キロ級金メダリスト、インターネットの中傷を告訴

AI要約

アルジェリアのボクシング選手がパリオリンピックで金メダルを獲得し、性別を巡る議論が起きる中、選手がインターネット上で中傷を受け告訴。

選手は去年の世界選手権で性別検査で不合格となった経緯があり、オリンピックでも議論を呼んでいた。

告訴を受けて、選手の弁護士がインターネット上の性差別キャンペーンに対し捜査を求め、選手はモラルに反する中傷に対抗意識を示した。

性別めぐり出場議論 パリ五輪ボクシング女子66キロ級金メダリスト、インターネットの中傷を告訴

パリオリンピックのボクシング女子66キロ級で、性別をめぐって出場の是非が議論となり、金メダルを獲得したアルジェリアの選手が、インターネット上で、ひぼう中傷を受けたとして、パリの検察庁に告訴したことが明らかになりました。

パリオリンピックのボクシング女子66キロ級では、アルジェリアのエイマヌン・ハリフ選手が金メダルを獲得しました。

ハリフ選手は去年の世界選手権で“男性の染色体を持つ”とされ、性別検査で不合格とされましたが、パリオリンピックでは出場が認められました。インターネット上ではハリフ選手の出場について疑問を投げかけるコメントが投稿されるなど、議論となっていました。

ロイター通信などによりますと、ハリフ選手の弁護士は10日、インターネット上でハリフ選手が、ひぼう中傷を受けたとして、パリの検察庁に告訴したことを明らかにしました。

弁護士は自身のXで「捜査で誰がこの性差別キャンペーンを始めたのかを明らかにし、このインターネット上での集団暴力をあおった人たちについて調べなければならない」と主張し、「ボクシングのチャンピオンが受けた不道徳な嫌がらせは、このオリンピックで最大の汚点であり続けるだろう」と訴えています。

ロイター通信によりますと、ハリフ選手は10日、「インターネット上で私について語られていることは全てモラルに反している。私は世界中の人たちの考え方を変えたいと思う」とコメントしたということです。

ボクシング女子をめぐっては、57キロ級でも去年の世界選手権でIBA(国際ボクシング協会)に“男性の染色体を持つ”とされ、一度手にした銅メダルを剥奪された台湾の林郁婷(女へんに亭)選手が金メダルを獲得しています。