警備要員不在に警察官衝撃 トランプ氏暗殺未遂現場の映像

AI要約

ペンシルベニア州でのトランプ前大統領の暗殺未遂事件の警察官のボディーカメラ映像が放送される。

警察官が建物の屋根に警備要員がいると思い込んでいたが実際は誰もいなかったことがわかり、混乱する様子が記録される。

警察官たちは事件前に屋根を警戒すべきだと警護隊に伝えており、警戒の不十分さに不満を抱いている。

警備要員不在に警察官衝撃 トランプ氏暗殺未遂現場の映像

 【ワシントン共同】米東部ペンシルベニア州で7月に起きたトランプ前大統領の暗殺未遂事件で、CNNテレビなどは8日、警察官が装着していたボディーカメラの映像を放送した。緊迫した現場の雰囲気や、容疑者がいた建物の屋根に警備要員が配置されていると認識していた警察官が、実際には誰もいなかったことに衝撃を受けて混乱する様子が記録されている。

 事件発生後、建物に駆け付けた警察官の1人が「屋根の上に(警備要員が)いたと思っていた」「なぜ誰もいなかったんだ」といら立った様子で語った。映像には、屋根を警戒すべきだと事件4日前に大統領警護隊に伝えていたとして不満をあらわにする警察官の声も入っている。