ロシア軍、西部州に予備戦力投入 越境のウクライナ軍掃討で緊張

AI要約

ロシア軍がウクライナ軍の越境攻撃に対応し、クルスク州スジャ方面に戦力を投入

ウクライナ軍がスジャ支配を主張、天然ガスパイプライン管理施設を制圧

緊張状態が続く国境地帯での軍事行動が活発化

 【キーウ共同】ロシア国防省は9日、ウクライナ軍が越境攻撃で侵入を続けるロシア西部クルスク州スジャ方面に大砲や戦車、車両などの予備戦力を投入すると発表した。6日の攻撃開始から4日目となってもロシア軍が目標とする自国領からのウクライナ軍掃討は終わらず、国境地帯では活発な軍事行動を伴う緊張状態が続いている。

 ウクライナ兵が「スジャはわれわれの支配下にある」と主張する動画がソーシャルメディアで拡散した。ウクライナ側は越境攻撃を公式に認めていない。米メディアによると、ウクライナ軍はウクライナ経由で欧州に天然ガスを輸出するパイプラインの管理施設を制圧しており、ロシア軍は掃討を急ぐ。