ハリス氏、イスラエルへの武器禁輸巡る協議に同意せず=補佐官

AI要約

民主党候補に指名されたハリス副大統領は、イスラエルへの武器輸出禁止措置について活動家らと協議しない意向を示している。

ハリス氏はイスラエルとパレスチナのコミュニティーとの対話を続ける一方で、イスラエルの自衛や停戦・人質合意の確保に注力している。

活動家らはイスラエルへの武器禁輸についてハリス氏と協議するよう要請したものの、ハリス氏は前向きな構えを示しつつも、意向は示していない。

ハリス氏、イスラエルへの武器禁輸巡る協議に同意せず=補佐官

[ワシントン 8日 ロイター] - 11月の米大統領選に向け民主党候補に指名されたハリス副大統領は、同盟国であるイスラエルへの武器輸出禁止措置を巡り、親パレスチナの活動家らと協議することに同意していない。ハリス氏の側近が8日明らかにした。

「アンコミテッド・ナショナル・ムーブメント」と呼ばれる活動家らで構成する団体は、7日行われた選挙集会でハリス氏と副大統領候補に選ばれたワルツ・ミネソタ州知事と対話し、イスラエルへの武器禁輸を巡り協議するために会合を要請したと明らかにしていた。

ハリス氏は会合に「前向きな構え」を示したというが、側近は、ハリス氏がイスラエルへの武器禁輸を巡り協議する意向は示さなかったと述べた。

ハリス氏陣営の広報担当は、ハリス氏がイスラエル、パレスチナ双方のコミュニティーとパレスチナ地区ガザで続く戦闘を巡り対話を継続する考えを明確にしていると指摘。さらに「イスラエルがイランおよびイランが支援するテロ組織から自国を防衛できるよう常に努力すると明言しているほか、交渉中の停戦と人質合意の確保に注力している」と述べた。