英各地で反差別デモ、極右の集会に対抗
AI要約
英国内で極右勢力が移民排斥デモを計画する中、大規模な反差別デモが展開された。
極右団体が移民ビザ申請センターなど100カ所以上を襲撃する計画に対抗し、数千人が移民センターを守るために集結した。
暴動が阻止され、政府や地域住民の懸念がいったん回避された。極右デモでは先週末にも数百人の逮捕者が出ていた。
ロンドン／シェフィールド（ＣＮＮ） 英国内の各地で７日、移民排斥を訴える極右勢力が計画していたデモに対抗し、大規模な反差別デモが展開された。
英国では、先月末に起きた少女３人の刺殺事件をめぐる偽情報をきっかけに、極右勢力が暴力的な抗議活動を展開。７日にはＳＮＳを通した極右団体の呼び掛けで、午後８時に国内各地の移民ビザ申請センターや移民法専門の弁護士事務所など１００カ所以上を一斉に狙う襲撃が計画されていた。
この計画に対抗し、国内十数カ所の都市で同日夕までに、移民センターを守ろうと数千人が集結。「こちらの仲間のほうがずっと多い」と唱え、人種差別に抗議した。
７日の反差別デモが転機になるかどうかはまだ明らかでないが、この日の暴動は阻止され、政府や地域住民が恐れていた事態はいったん回避された。
極右のデモでは先週末も参加者が暴徒化し、数百人の逮捕者が出ていた。
