スターライナー“帰還不能”問題 NASA、別の宇宙船で飛行士2人の帰還を検討
AI要約
アメリカの宇宙船「スターライナー」が帰還できない問題で、NASAは別の宇宙船で宇宙飛行士2人を帰還させる検討をしている。
「スターライナー」の装置不具合により、アメリカ人宇宙飛行士2人はすでに2か月間ISSに滞在している。
NASAの計画では、「クルードラゴン」での帰還後、来年2月に「スターライナー」の宇宙飛行士2人を地球に帰還させる予定となっている。
ボーイングが開発した宇宙船「スターライナー」が帰還できなくなっている問題で、NASA（＝アメリカ航空宇宙局）が別の宇宙船で宇宙飛行士2人を帰還させることを検討していることがわかりました。
今年6月にISS（＝国際宇宙ステーション）に到達したアメリカの民間企業ボーイングが開発した宇宙船「スターライナー」が装置の不具合で帰還できなくなっていて、当初1週間の予定だったアメリカ人宇宙飛行士2人の滞在は、すでに2か月に及んでいます。
NASAは7日、安全性の懸念から宇宙飛行士2人を「スターライナー」ではなく、スペースXの宇宙船「クルードラゴン」での帰還を検討していることを明らかにしました。
計画では、来月打ち上げ予定の「クルードラゴン」が予定されていた乗組員4人を2人に減らし、ISSに向かいます。ミッションが終了した来年2月頃、スターライナーの宇宙飛行士2人を乗せ、地球に帰還させるということです。
