変速機の故障、5年で60件 米軍オスプレイ、AP報道

AI要約

米軍輸送機オスプレイの変速機に関する過去5年間の報告によると、60件の故障が報告され、そのうち41件で破損の兆候があったことが分かった。

昨年の日本やカリフォルニアでのオスプレイ墜落事故においても、変速機の問題が原因の一つであることが報告されている。

米空軍は変速機の破損を調査し、今後の安全対策に活かすために調査報告書を公表する予定だ。

変速機の故障、5年で60件 米軍オスプレイ、AP報道

 【ワシントン共同】AP通信は6日、米軍輸送機オスプレイの変速機の故障が過去5年間で60件報告されていたと伝えた。うち少なくとも41件で破損の兆候があった。過去10年間で修理のため機体から取り外された変速機は609個に上るという。独自に入手した資料に基づくとしている。

 昨年11月の鹿児島県・屋久島沖でのCV22オスプレイ墜落事故を巡り、米空軍は調査報告書を今月公表し、変速機の破損が一因だったとした。APは、変速機の問題はこれまでも繰り返し発生し続けてきたと指摘。2022年に海兵隊員5人が死亡した米西部カリフォルニア州での墜落事故でも、変速機に異常があったという。