8月13日を「平和の日」に 沖国大、米軍ヘリ墜落の記憶継承へ

AI要約

宜野湾市の沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落事故から20年を迎える際、同大は事故を後世に継承するために「平和の日」(仮称)の設定を検討している。

事故から20年を迎えるにあたり、同大は教職員と学生の意見を取り入れながら具体的な企画を進めている。毎年の8月13日には普天間基地の閉鎖を求める集会や声明を行っている。

安里学長は事故を知る関係者が減少している現状を踏まえ、事故の継承の重要性を強調し、学内での議論を進めている。

8月13日を「平和の日」に 沖国大、米軍ヘリ墜落の記憶継承へ

 宜野湾市の沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落事故から13日で20年を迎える。事故を後世に継承することを目的に、同大は2025年度から、事故が発生した8月13日を「平和の日」(仮称)などと定めることを検討している。事故から20年の節目を前に同大の安里肇学長が5日、琉球新報社のインタビューに応じ、24年度中に検討を進める方針を示した。

 事故から20年の取り組みを考える中で、大学独自の企画として設定してはどうかとの提案が一部の教職員から出たという。今後、教授会や理事会などで議論しながら具体化を目指す。名称は学生の意見も参考にする方針。25年度の学年歴(行事などの予定表)に記載する方向で作業を進める。

 同大は事故発生後、毎年8月13日に学内で集会を開催し、米軍普天間飛行場の閉鎖や撤去を求める声明や学生代表の意見の発表などを実施してきた。今月13日も午後2時から「普天間基地の閉鎖を求め、平和の尊さを語りつぐ集い」として集会や講演会を実施する。

 安里学長は事故を知る教職員や学生が減っている現状に触れ「事故の継承も含めて、設定した方がいいのではないかという話になっている。一度設定すれば、その後も継続するものになる。学内議論を進めていきたい」と説明した。

(外間愛也)