米とロシア、アラブが自制要求 イランの対イスラエル報復

AI要約

プーチン大統領がイランに対しイスラエルへの報復攻撃を抑制するよう求めた

OICが緊急外相会議を開催し、アラブ諸国もイランを説得する構え

ブリンケン米国務長官が中東情勢の緊迫化を受け自制を求めた

 【テヘラン共同】ロシアのプーチン大統領はイランの最高指導者ハメネイ師に対し、検討する対イスラエル報復攻撃を巡り抑制した対応を求めた。ロイター通信が6日、複数のイラン高官の話として報じた。イスラム協力機構(OIC)は7日午後(日本時間同夜)、サウジアラビアで緊急外相会議を開催。紛争拡大を懸念するアラブ諸国もイランを説得する構えだ。

 ブリンケン米国務長官も6日の記者会見で、緊迫化する中東情勢を巡り「誰も緊張を激化させるべきではない」と訴え、イスラエルとイランの双方に自制を求めた。

 イランは国際社会での孤立回避と報復の正当性を主張するために外交攻勢に出ているが、支持は広がっていない。