トランプ陣営、ワルツ氏を早速攻撃 「危険なリベラルの過激派」

AI要約

トランプ陣営は民主党の副大統領候補に選ばれたワルツ知事を「危険なリベラルの過激派」と攻撃。

ワルツ知事が中西部の国民やミネソタ州の政策を批判され、カリフォルニア化を警戒。

トランプ陣営は中西部の支持を図り、ハリス副大統領との組み合わせを批判している。

トランプ陣営、ワルツ氏を早速攻撃 「危険なリベラルの過激派」

 11月の米大統領選を巡って、共和党のドナルド・トランプ前大統領の陣営は6日の声明で、民主党の副大統領候補に起用された中西部ミネソタ州のティム・ワルツ知事を「危険なリベラルの過激派だ」と早速攻撃した。

 トランプ陣営は声明で、ワルツ氏が過去に米中西部の農村部を「大半は岩と牛ばかりだ」と形容した例を挙げて、「米中央部の国民を支えているフリをしている」と批判した。

 さらにワルツ氏が知事としてガソリン車の排ガス規制を推進するなど「ミネソタ州を西部カリフォルニア州のように作り替えようとしてきた」と指摘。女性初の大統領を目指すカマラ・ハリス副大統領(カリフォルニア州出身)とのコンビで追求する「カリフォルニア・ドリーム」は米国の悪夢だとも主張した。

 ハリス氏は中西部での支持拡大を狙ってワルツ氏を起用した。これに対してトランプ陣営は、民主党の正副大統領候補を「西海岸のリベラル」と位置づけることで、極端なリベラル化を望まない中西部の有権者の支持を得たい思惑があるとみられる。【ワシントン秋山信一】