米民主副大統領候補にワルツ氏 中西部の州知事、対決構図決まる

AI要約

米民主党のカマラ・ハリス副大統領(59)は、大統領選で副大統領候補にティム・ワルツ知事(60)を選び、トランプ氏との対決姿勢を示している。

世論調査でトランプ氏を追い上げるハリス氏は、各州を行脚して支持を拡大し、11月の投開票に向け勢いを維持する課題に直面している。

ハリス氏とワルツ氏は集会を開き、ペンシルベニア州などを巡り支持を固める戦略を展開している。

 【ワシントン共同】米民主党のカマラ・ハリス副大統領(59)は6日、大統領選を共に戦う副大統領候補に中西部ミネソタ州のティム・ワルツ知事(60)を選んだ。米主要メディアが報じた。穏健派からも支持を集めるベテラン政治家で、ハリス氏は実務的な伴走者と共に共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)と対決する。

 共和党はトランプ氏とJ・D・バンス上院議員(40)を正副大統領に指名しており、11月5日の投開票に向け、選挙戦の構図が決まった。ハリス陣営は、再選を断念したジョー・バイデン大統領(81)のリベラルな政策や国際協調の路線を継承する構えだ。

 バイデン氏とトランプ氏という高齢候補が対決するはずだった選挙戦に新風を吹き込んだハリス氏は、世論調査でトランプ氏を追い上げている。11月5日の投開票まで3カ月を切る中、勢いの維持が課題となる。

 ハリス氏とワルツ氏は6日のペンシルベニア州フィラデルフィアでの集会を皮切りに、ウィスコンシン、ミシガン、ノースカロライナ、アリゾナ、ネバダの各州を行脚して支持拡大を図る。