原爆犠牲者に黙とう インド下院

AI要約

インド下院は、原爆投下から79年を迎えた広島と長崎の犠牲者に黙とうをささげた。

ビルラ議長は核兵器廃絶を訴え、議員に黙とうを促した。

インドはNPTに加盟していないが、毎年黙とうを続けるなど核不拡散に取り組んでいる。

 【ニューデリー時事】インド下院は、原爆投下から79年を迎えた6日、広島と長崎の犠牲者に対して黙とうをささげた。

 ビルラ議長は「われわれは原爆の拡散を抑制し、世界の平和と調和の確保に取り組んでいる」などと述べ、議員に黙とうを促した。

 在インド日本大使館によると、下院は核兵器廃絶を強く訴えたラジブ・ガンジー政権時の1985年からほぼ毎年、犠牲者の追悼のため黙とうを行ってきた。インドは核拡散防止条約(NPT)に加盟していないが、事実上の核保有国。今年5月で初の核実験から50年がたった。