あす広島の原爆の日 平和公園は式典準備整う 安全対策で手荷物検査や入場制限
広島での原爆投下から79年が経過し、平和記念式典が開催される。
今年は警備が強化され、手荷物検査が公園全体に広がる。
世界情勢が不安定な中、平和の願いを世界に発信する重要性が問われている。
原爆投下からあす8月6日で79年。広島は深い祈りに包まれます。
今年は例年以上に警備体制が強化される中での式典となりそうです。
平和公園から中継です。
【辰已アナ@平和公園】
あす(6日)平和記念式典が開かれる広島市の平和公園です。
非常に強い日差しが降り注いでいますが、ついさきほどまで吹奏楽のリハーサルが行われていました。
今年は平和記念式典の警備が強化されます。鉄柵が多く設置されています。金属探知機も置かれています。
今年は警備強化のため式典の前後、原爆ドーム周辺も含めた平和公園全体の入場に手荷物検査が実施されます。
去年の8月6日デモの参加者の一部が市の職員に暴行し逮捕・起訴される事件が起きたためです。
安全対策強化を図るため、今年は手荷物検査をはじめとする入場規制を式典会場のエリアから公園全体に広げた形です。
午前5時に公園の利用者に一度外に出るよう求め、午前9時まで入場が規制されます。
ただ、一般の人の慰霊碑への参拝ルートは午前5時から7時までの間、元安橋から確保されることになっています。
手荷物検査場は公園内の合わせて6か所に増設され、拡声器やプラカードなどの持ち込みのほか、式典の妨げになる行為が禁止されます。
手荷物検査を受ければ平和公園自体には入ることができます。
例年以上に警備体制を強化した中で迎える8月6日、慰霊の日となりそうです。
また、被爆者の平均年齢は85.58歳です。
ロシアによるウクライナ侵攻から2年、さらにパレスチナ・ガザ地区を巡る戦闘など世界が混沌としている中、平和の願いを世界にどう発信できるかが問われています。
以上、平和公園から中継でお伝えしました。