英の極右暴動、難民滞在先も襲撃 警察が100人以上拘束

AI要約

極右主義者らが不法移民の排斥を訴えて暴動を起こし、警察に拘束される事態が続いている。

デモのきっかけとなったのは女児3人が殺害された事件で、それを受けて不法移民に不満を持つ国民が抗議活動を展開している。

政府の難民への支援に対する批判も高まっており、政府支援の一時滞在費に対する不満も表面化している。

 【ロンドン共同】英中部のリバプールやマンチェスター、北アイルランドのベルファストなどで3日、極右主義者らが不法移民の排斥を訴え暴動を起こし、100人以上が警察に拘束された。暴徒は亡命申請している難民も不法移民とみなし、難民滞在先のホテルに集まり、びんや発煙筒を投げ付け、ホテルの窓が割れた。英メディアが伝えた。

 7月29日に英中部で女児3人が殺害され、逮捕された少年が不法移民だとの偽情報が拡散したのをきっかけに、不法移民に不満を持つ国民がデモを繰り広げている。難民らの亡命申請中の一時滞在費を政府が負担することも「政府は税金を英国民ではなく不法移民に費やしている」と非難している。