豪州がテロ警戒レベル引き上げ、5段階で3番目 過激思想拡大受け

AI要約

オーストラリア政府はテロ警戒レベルを引き上げ、国内でのテロ攻撃の可能性が高まっていることに対応した。

アルバニージー首相は治安情報機関の勧告を受けて警戒レベルを引き上げたが、差し迫った脅威はないと述べた。

「より多くのオーストラリア人が過激思想を受け入れている」と指摘し、警戒を払う責任があると述べた。

豪州がテロ警戒レベル引き上げ、5段階で3番目 過激思想拡大受け

[シドニー 5日 ロイター] - オーストラリア政府は5日、同国のテロ警戒レベルを5段階のうち下から2番目の「可能性がある(POSSIBLE)」から真ん中の「起こりそうである(PROBSABLE)」に引き上げた。国内で過激思想が拡大していることに対応した。

新たな警戒レベルは、今後1年以内に国内でテロ攻撃が実施あるいは計画される確率が50%を超えていることを意味する。

アルバニージー首相は治安情報機関の勧告を受けて警戒レベルを引き上げたと説明。ただ、攻撃の差し迫った脅威はないと述べた。

「より多くのオーストラリア人がより多様な形態の過激イデオロギーを受け入れているとの指摘があった。われわれには警戒を払う責任がある」と会見で語った。

テロ警戒レベルは2022年に「起こりそうである」から「可能性がある」に引き下げられていた。