ローマ教皇庁「信者になされた侮辱を遺憾に思う」 パリ五輪開会式の演出めぐり声明

AI要約

パリオリンピックの開会式での演出がキリスト教を侮辱しているとして批判を受けている問題で、ローマ教皇庁が不快感を表明。ドラァグクイーンの登場シーンがキリスト処刑前夜を描いた絵を連想させ、批判が相次いでいる。

ローマ教皇庁は、「信者になされた侮辱を遺憾に思う」と声明。宗教的信仰をあざける表現はあるべきではないと強調している。

開会式をめぐっては演出に関わった芸術監督に対し、殺害予告が行われ、検察が捜査を開始。事件の深刻さが指摘されている。

パリオリンピックの開会式の演出がキリスト教を侮辱しているとして批判を受けている問題で、ローマ教皇庁は3日、「信者になされた侮辱を遺憾に思う」と不快感を示しました。

パリオリンピックの開会式を巡っては、ドラァグクイーンらが登場した場面がキリスト処刑前夜を描いたレオナルド・ダビンチの「最後の晩餐」を連想させ、“キリスト教を侮辱している”として批判が相次いでいました。

こうした中、ローマ教皇庁は3日フランス語と英語で声明を出し、「キリスト教徒や他の宗教の信者になされた侮辱を遺憾に思う」としたうえで、「人々の宗教的信仰をあざけるような表現はあるべきではない」と不快感を示しました。

開会式をめぐっては演出にあたった芸術監督に対し、インターネット上で殺害予告が行われたとして、検察が捜査を始めています。