米メタ、テキサス州と和解 プライバシー侵害、2100億円支払い

AI要約

米テキサス州司法長官が、メタ(旧フェイスブック)を提訴し、生体情報収集によるプライバシー侵害に関する裁判が和解に至ったことを発表。

和解金は総額14億ドルで、過去最高額の一つとなる。メタは既に顔認証機能を停止している。

テキサス州は2022年、メタに対し顔の形を無断で収集していたとして法的措置を取ったが、和解により解決した。

 【シリコンバレー時事】米南部テキサス州のパクストン司法長官は30日、無断で生体情報を収集し州民のプライバシーを侵害したとして米メタ(旧フェイスブック)を訴えた裁判が、和解に達したと発表した。

 メタが和解金として総額14億ドル(約2100億円)を支払う。同州は、一つの州が起こした訴訟の和解金では過去最高額と強調している。

 テキサス州は2022年、メタが利用者の同意なくSNSに投稿された画像から顔の形を収集しているとして州法違反で提訴した。同社はイリノイ州でも同様の集団訴訟を起こされ、和解。既に顔認証の機能を停止している。

 パクストン氏は声明で「この歴史的な和解は、世界最大級のテクノロジー企業に対し、州民のプライバシーを侵害した責任を負わせるという決意を示したものだ」と述べた。