中国・湖南省の洪水で30人死亡、35人不明 首相が現地で対応指示

AI要約

中国湖南省で台風による大雨が被害をもたらし、30人が死亡、35人が行方不明になっている。李強首相は被災地を視察し、全力で捜索と復旧を指示。

台風3号の影響で121万人が被災し、7月26日以降、山崩れや堤防決壊で被害が相次いでいる。

李強首相は被災地の増水に警戒を呼びかけ、「人民の生命・財産の安全を確保するため、油断することなく対応を続けるよう要請。

中国・湖南省の洪水で30人死亡、35人不明 首相が現地で対応指示

 中国内陸部・湖南省で台風による被害が広がっている。国営中央テレビによると、洪水に見舞われた資興市では、1日正午までに30人が死亡、35人が行方不明になっている。李強(リーチアン)首相は現地を視察し、捜索と復旧に全力を尽くすよう指示を出した。

 報道によると、同省では台風3号がもたらした大雨で121万人が被災した。7月26日から大雨が続き、衡陽市の山崩れで15人が死亡、湘潭市の堤防決壊で約3800人が避難するなど被害が相次いでいた。

 1日に資興市などを視察した李強首相は被災者を見舞い、地元当局者に「増水期は終わっておらず、気を緩めずに人民の生命・財産の安全を確保しなければならない」と指示を出した。(上海=小早川遥平)