トランプ氏のかん口令解除請求を棄却、不倫口止め裁判

AI要約

米ニューヨーク州の控訴裁判所は、トランプ前大統領に出された口止め料の不正会計処理に関する口令解除請求を棄却した。

トランプ氏は有罪評決を受け、量刑言い渡しまで検察官らについて公に言及できない状況となっている。

裁判を担当する判事に関するトランプ氏側の主張も退けられ、裁判から外れるよう求められている。

トランプ氏のかん口令解除請求を棄却、不倫口止め裁判

Luc Cohen Jonathan Stempel

[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米ニューヨーク州の控訴裁判所は1日、不倫口止め料の不正会計処理を巡る裁判でトランプ前大統領に出されていたかん口令について、解除を求めるトランプ氏側の請求を棄却した。

トランプ氏はこの裁判で5月に有罪評決を受けた。同氏は9月18日の量刑言い渡しまで同裁判の検察官らについて公に言及できないことになる。

トランプ氏側はかん口令が憲法で保障された言論の自由を侵害していると主張していた。

これに対し控訴裁は、検察官らを「脅迫、威嚇、嫌がらせ、危害」から守る必要があるとし、トランプ氏側の請求を退けた。

同氏の弁護団は裁判を担当するマーチャン判事について、娘が民主党の政治コンサルタントを務め、ハリス副大統領と「長年」関係を築いているなどとして、裁判から外れるよう改めて求めた。