水原被告の胴元が司法取引 違法賭博で罪認める 米

AI要約

米連邦検察は、カリフォルニア州で違法賭博を営んでいたマシュー・ボーヤー容疑者がマネーロンダリングなどの罪を認める司法取引に応じることを発表した。

ボーヤー容疑者は五年間にわたり無許可でスポーツ賭博を運営し、元通訳の水原一平被告も1万9000回以上賭けていたという。

水原被告は違法賭博の借金返済のため、大谷選手の銀行口座から約1700万ドルを不正送金したとして刑事訴追されており、10月に量刑が言い渡される予定。

 【ロサンゼルス時事】米連邦検察は1日、西部カリフォルニア州を拠点に違法賭博を営んでいたマシュー・ボーヤー容疑者(49)が司法取引に応じ、マネーロンダリング(資金洗浄)など三つの罪を認めることに同意したと発表した。

 同容疑者は大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の元通訳、水原一平被告(39)が加わった違法賭博の胴元で、当局が捜査していた。

 発表によると、ボーヤー容疑者は2023年10月までの少なくとも5年間、無許可でスポーツ賭博を運営。700人超の顧客を抱え、そのうちの一人だった水原被告は、ボーヤー容疑者の賭博サイトで1万9000回以上賭けたという。

 水原被告は違法賭博の借金返済のため大谷選手の銀行口座から約1700万ドル(約25億円)を不正送金したなどとして4月に刑事訴追された。5月に有罪を認める司法取引に応じ、10月25日に量刑が言い渡される。