米、ジョージアへの1億ドル弱の援助停止 外国スパイ法巡り

AI要約

米国は、ジョージアに対する援助停止を決定し、両国関係が悪化していることが報じられた。

ブリンケン米国務長官は援助停止を公表し、その理由について説明した。

ジョージアの「外国スパイ法」に関する批判と与党の主張が報じられている。

米、ジョージアへの1億ドル弱の援助停止 外国スパイ法巡り

[ワシントン/トビリシ 31日 ロイター] - 米国は、旧ソ連構成国ジョージアに対する9500万ドル超の援助を停止する。両国関係は、米当局が反民主主義的と見なすジョージアの「外国スパイ法」を巡って悪化しており、米の援助停止で拍車が掛かりそうだ。

ブリンケン米国務長官は31日、援助停止について、ビザ制限とともに5月に公表した2国間協力の見直しの結果だと説明した。

6月に成立した同法は、資金の20%以上を海外から受け取っている団体に対し、いわゆる「外国の代理人(スパイ)」として登録することを義務付けている。

同法を巡っては、ジョージア国内や西側諸国から、反対意見を抑え込むためにロシアが導入した同様の法律に触発されてつくられたとの批判が出ている。ロシアに融和的な与党「ジョージアの夢」は、国家の主権を守るために必要だと主張している。