中国、日米共同発表に申し入れ 日本は「諸懸案」に立場説明

AI要約

中国外務省が日本大使館に対し厳正な申し入れを行ったことが明らかになる。

日米の共同発表で中国への批判があり、中国は懸念と不満を表明。

劉氏は中国に対する誹謗中傷を非難し、日中の関係に影響が出る可能性があると懸念。

 【北京時事】中国外務省は31日、劉勁松アジア局長が30日に在中国日本大使館の次席である横地晃公使を呼び、日米両政府の共同発表などに対し「厳正な申し入れ」を行ったと明らかにした。

 劉氏は、「深刻な懸念と強烈な不満」を表明。日本大使館によれば、横地氏は「中国を巡る諸懸案」について日本の立場を説明した。

 日米は、28日に都内で開いた外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)の共同発表で、中国は「自らの利益のために国際秩序をつくり変えようとしている」と指摘した。劉氏は、中国に対する誹謗(ひぼう)中傷で日中の戦略的互恵関係の推進と「相矛盾する」と非難した。