スリランカ大統領、再選に向けて最大政党の支持得られず

AI要約

スリランカのウィクラマシンハ大統領は9月21日に行われる大統領選で、SLPPの支持を得られず、再選に向けて課題を抱えることが明らかになった。

ウィクラマシンハ氏は改革に前向きで市場に好まれる候補だが、UNPが1議席しかないため、SLPPの支持が必要だった。

SLPPは独自候補を擁立することを決定し、ウィクラマシンハ氏に打撃を与える可能性があるが、野党からの支持も期待されている。

スリランカ大統領、再選に向けて最大政党の支持得られず

Uditha Jayasinghe

[コロンボ 29日 ロイター] - スリランカのウィクラマシンハ大統領は9月21日に行われる大統領選で、議会の最大勢力であるスリランカ人民戦線(SLPP)の支持を得られないことが29日明らかになった。再選に向けて大きな課題に直面することになった。

ウィクラマシンハ氏は改革に前向きで、市場にとって最も好ましい候補とみられている。同氏が率いる統一国民党(UNP)は議会で1議席しか保有しておらず、選挙戦を有利に進めるにはSLPPの支持が必要とされていた。

SLPPの幹部は独自候補を擁立することを決定したとし、数日以内に候補者を発表すると述べた。

SLPPの決定はウィクラマシンハ氏に打撃となるが、同氏は無所属で立候補しており、野党から支持を得られる可能性があるため、選挙戦から完全に脱落するわけではない。

UNPの関係者は予想通りの展開だと指摘。少数政党の議員に加えてSLPPの一部議員の支持も予想していると述べ、「政党や民族の垣根を越えた、より広範な連合を構築できる」と強調した。