韓国・相続税の課税標準と税率を見直し…25年ぶり

AI要約

韓国企画財政省が2024年の税法改正案を発表。相続税の税率を引き下げ、最高税率は40%になる。子供2人以上の家庭は17億ウォンまで控除を受けられる。

相続・贈与税課税標準と税率が改善され、最低税率が2億ウォン以下から適用されるようになる。最高税率の50%区間がなくなり、40%に引き下げられた。

経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均相続税の最高税率は26%水準であり、韓国の税率は比較的高い。

韓国・相続税の課税標準と税率を見直し…25年ぶり

【07月30日 KOREA WAVE】韓国企画財政省が7月25日、2024年の税法改正案を発表した。25年ぶりに相続税の課税標準と税率を見直す。1999年から凍結されていた最高税率が50%から40%へ引き下げられ、税負担が大幅に緩和される。

また、相続税の子女控除も5000万ウォン(1ウォン=約0.11円)から5億ウォンに10倍引き上げられ、中間層や多子女世帯の税負担が経る。子どもが2人いれば17億ウォンまで控除を受けることができ、ソウルのマンションについては相続税を払わなくてもよくなる。

まず政府は相続・贈与税課税標準と税率を改善する。課税標準上、最低税率(10%)が適用される額を1億ウォン以下から2億ウォン以下に上方修正。最高税率の50%区間(30億ウォン超過)をなくすため最高税率は40%、課税標準は10億ウォン超過にそれぞれ低くなった。

現行の課税標準は1999年の改正以後一度も変更されなかった。経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均相続税の最高税率は26%水準で韓国に比べて低い。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News