<パリ五輪>韓国人監督更迭のインド女子アーチェリー、団体戦初競技で衝撃の脱落

AI要約

インド代表チームを率いたペク・ウンギ総監督が更迭され、女子アーチェリー団体戦でインド代表チームが脱落した。

ペク監督はコーチ陣から除外されるとともに、インド女子アーチェリーチームは準々決勝でオランダに敗北し、準決勝進出に失敗した。

一方、韓国代表チームは女子アーチェリー団体戦で金メダルを獲得し、10連覇の偉業を達成した。

<パリ五輪>韓国人監督更迭のインド女子アーチェリー、団体戦初競技で衝撃の脱落

インド代表チームを率いてパリ五輪に出たペク・ウンギ総監督をフランス到着後に更迭したアーチェリーのインド代表チームが女子アーチェリー団体戦最初の競技で脱落した。

インド女子アーチェリー代表チームは28日にパリで行われた準々決勝でオランダに0-6(51-52、49-54、48-53)で大敗した。

第1セットは1点差の敗北だったが、第2セットでは6点を2回も撃って負けた。第3セットは完全に揺れた。1発目で4点という衝撃的な点数を記録しまともに戦うこともできず7点差で敗北した。ペク監督の指揮なしで初めて競技に出たインド代表チームはこの日セット点数を1点も取れず準決勝進出に失敗した。

ペク監督は2004年のアテネ大会でコーチ、2012年のロンドン大会で韓国代表チームを率いて金メダル4個と銀メダル1個を韓国にもたらした。

2022年からインド代表チームの指揮をとるペク監督は、パリに到着し競技場と選手村への出入りに必要な身分証であるADカードの発給を待っている間にインドオリンピック委員会(IOA)から「代表チームを指揮する必要はない」として帰国するよう通知を受けた。事実上の更迭通知だった。ペク監督とインドアーチェリー協会の契約期間は8月30日までだ。

更迭理由はさらにあきれるものだった。IOAはアーチェリー代表チームのコーチ陣に割り当てられたADカードが4枚だけで、パリにコーチ陣5人が行ったのでしかたなくペク監督を現場コーチ陣から除外することにしたと明らかにした。ペク監督は「IOAが不誠実で性急なやり方をした」と憤怒した。彼は「私はパリ五輪に向け選手らを訓練する契約をしたが重要なタイミングで監督から退けとの通知を受けた。なぜあえてお金を投じて韓国人監督を選任したのか理解できない」と話した。また「韓国選手は非常に強い。韓国とインドが決勝で会えばインドが敗れる可能性が90%。私がコーチ席に入れば韓国選手はさらに緊張して負担を感じるだろう」と話したりもした。

インドメディアのタイムズ・オブ・インディアは今回のインド代表チームの最初の競技での敗北に対し「(インド女子アーチェリーの)パリ五輪は残念な記録で終わった」と評価した。その上で「老練なディーピカ・クマリとアンキタ・バカトが3セット中2セットで50点を超えられず凄惨な姿を見せた。五輪に4回出場したインドのアーチェリースターのディーピカ・クマリは最大60点のうち48点にとどまり、アンキタ・バカトは46点でさらに低かった」と報道した。

一方、イム・シヒョン、ナム・スヒョン、チョン・フニョンで構成された女子アーチェリー韓国代表チームは29日に行われたアーチェリー女子団体戦決勝戦で中国を破り金メダルを獲得した。1988年のソウル大会を始まりに10連覇の偉業を成し遂げた。韓国はインドを破ったオランダを準決勝で下して決勝に進出した。