金正恩総書記の車が“水没”?北朝鮮や中国で大雨が発生し甚大な被害…中国では土砂崩れで15人死亡 

AI要約

北朝鮮と中国の境界にある川が記録的な大雨の影響で氾濫し、5000人が孤立する被害が出た。

金正恩総書記が被災地を訪れ、市民の救助を指導する一方、中国では土砂崩れが発生し、15人が死亡するなど大きな被害が出た。

中国湖南省ではダムが放流され、街が水没。建物や車が被害を受け、15人が死亡するなど深刻な状況となった。

金正恩総書記の車が“水没”?北朝鮮や中国で大雨が発生し甚大な被害…中国では土砂崩れで15人死亡 

記録的な大雨の影響で北朝鮮と中国の境界にある川が氾濫。北朝鮮では約5000人が孤立し、中国でも土砂崩れが発生して15人が死亡するなど、大きな被害が出ている。

車から身を乗り出すのは、北朝鮮の金正恩総書記。その視線ははるか地平線の彼方へと向けられている。

しかし、なんと乗っている車が3分の1ほどが水没している。

朝鮮中央テレビは7月29日朝の放送で、「金正恩総書記が災害現場を訪れ、市民の救助を現地指導した」と報じた。

その災害とは記録的な大雨による被害。鴨緑江が氾濫し、約5000人が孤立したという。

この川は、中国との境界にある川。中国側から見た北朝鮮はどうなのか。中国のSNSに投稿された動画には「対岸に見えるのは北朝鮮の工場だ。橋が使えなくなった」と投稿され、水没した景色が広がっていた。

一方、中国でも大雨で甚大な被害が出ていた。

内陸部の湖南省では、大雨で茶色く濁った川が猛スピードで流れていく。撮影している人も「大変なことになったぞ!」と声を漏らす。

水量の限界を超えたダムが一気に放流。

そして、街全体が飲み込まれ、まるで湖のようになってしまっていた。至る所で車が水没し、中にはワイパーが動いたまま半分沈んだ車もある。

道路が陥没したのか、滝のようになっている所もあった。

山間部の村では、建物に取り残された人がおり、救助隊が激流の上をロープで渡っていく。そして、流れに飲み込まれないよう一人一人救出していっていた。

大雨は山の形も変えた。崩れた土砂が建物を直撃。大量の岩や木々、曲がった鉄骨が衝撃の強さを物語る。

湖南省の村の民宿が流されるなど、約20人が閉じ込められた。当局が救助活動を行ったが、15人が死亡し、6人がけがをしたという。現地の気象局によると、山崩れの現場付近の降水量が観測史上最大を記録したという。

(「イット!」7月29日放送分より)