日米共同声明に反発 「内政干渉に断固反対」 中国

AI要約

中国外務省の林剣副報道局長は29日の記者会見で、日米両政府が中国の外交政策を非難し、中国に対する悪意ある攻撃で内政干渉だと述べ、不満と反対を表明した。

米国による拡大抑止への連携強化に反発し、地域の緊張を激化させ、核衝突のリスクを引き起こすと主張した。

日米の安全保障協議委員会の共同発表で、中国が国際秩序を変えようとしていると非難された。

 【北京時事】中国外務省の林剣副報道局長は29日の記者会見で、日米両政府が28日の共同発表で中国の外交政策を非難したことに関し、「中国に対する悪意ある攻撃で内政干渉だ」として「強烈な不満と断固とした反対」を表明した。

 米国による「核の傘」提供を含む拡大抑止への連携強化を確認したことにも、「地域の緊張を激化させ、核衝突のリスクを引き起こす」と反発した。

 日米は、28日に都内で開いた外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)の共同発表で、中国について「他者を犠牲にし、自らの利益のために国際秩序をつくり変えようとしている」と指摘していた。