【カンボジア】総人口の3割、上期に金融機関から借金

AI要約

2024年上半期、カンボジアの金融機関から融資を受けた一般消費者は502万人に達し、総人口の29.5%に上った。

カンボジア信用機構によると、銀行やマイクロファイナンスから融資を受けた報告は337万件に達し、金融市場の拡大が続いている。

CBCは外国の信用情報機関と連携強化し、システムの発展を図っている。

 カンボジア信用機構(CBC)によると、2024年上半期(1~6月)に銀行を含む金融機関から融資を受けた一般消費者は502万人となり、総人口1,700万人の29.5%に上った。クメール・タイムズ(電子版)が25日報じた。

 一般消費者は、CBCに加盟する195の金融機関から融資を受けた。

 一方で、上半期にCBCが行った信用報告は337万件だった。218万件は銀行、112万件はマイクロファイナンス(小口金融)からの依頼を受けたものだった。

 CBCは2012年に発足。現在は外国の信用情報機関との連携を進めており、24年5月には韓国のコリアクレジットビューロー(KCB)、全北銀行と信用報告で協力する旨の覚書を取り交わした。

 カンボジアの金融市場は拡大しており、融資、預金ともに増加を続けている。カンボジア国立銀行(中央銀行)によると、銀行、金融機関の6月末時点の融資残高は1年前に比較して13.8%増の589億米ドル(約9兆500億円)、預金残高は6.4%増の519億米ドルだった。