対ヒズボラ報復をけん制 イスラエルに自制要求 イラン

AI要約

イスラエルがゴラン高原へのロケット弾攻撃の報復でヒズボラに対抗する動きを見せているが、イランは地域の不安定化と紛争の拡大を懸念し、イスラエルに自制を求めている。

ヒズボラはゴラン高原への攻撃を否定しており、イランはイスラエルの行動を批判している。イスラエルの報復攻撃は新たな冒険だとして非難されている。

イランはシオニスト政権をけん制し、予期できない結果に責任を負うことを警告している。

 【イスタンブール時事】イラン外務省報道官は28日、イスラエルが占領地ゴラン高原へのロケット弾攻撃の報復として、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラに対して反撃する動きを見せていることについて、「地域の不安定化と紛争の拡大を招く」と述べ、イスラエルに自制を求めた。

 

 イランが後ろ盾となっているヒズボラは、ゴラン高原への攻撃を否定している。同報道官は声明で、イスラエルが「架空のシナリオで、パレスチナでの犯罪から世界の関心をそらそうとしている」と主張。レバノンへの報復攻撃は「新たな冒険」だと非難し、「シオニスト政権(イスラエル)は、ばかげた行動に伴う予期できない結果の責任を負うことになる」とけん制した。