マンデラ氏ゆかりの地、世界遺産に アパルトヘイトの悲劇伝える 南ア

AI要約

南アフリカのユネスコ世界文化遺産に登録された施設や場所は、ネルソン・マンデラ元大統領の功績やアパルトヘイト体制下の悲劇を伝えるものである。

マンデラ氏はアパルトヘイト撤廃に貢献し、南アフリカ初の黒人大統領として活躍。彼が学んだ大学や警察による射殺事件が登録されている。

ユネスコは南アフリカの解放の遺産を後世に伝える重要性を強調し、登録を祝福している。

 【ニューデリー時事】国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は27日、南アフリカの故ネルソン・マンデラ元大統領ゆかりの施設やアパルトヘイト(人種隔離)体制下の悲劇を伝える地を世界文化遺産に登録した。

 マンデラ氏はアパルトヘイト撤廃に尽力し、獄中生活を経て同国初の黒人大統領に就任。ノーベル平和賞を受賞した。

 登録されたのは、マンデラ氏が学んだ主に黒人を対象としていた大学や、1960年に警察がデモ参加者ら69人を射殺した事件が起きた場所など。ユネスコのアズレ事務局長は「南アフリカの解放の遺産と、それが体現する価値が後世に語り継がれることを保証する」と祝福した。