コストコは「終末」に備える人々のパラダイス…トイレット・ペーパーから金の延べ棒まで何でも揃う(海外)

AI要約

アメリカでは2000万人もの人々が公共サービスの大混乱に備えている。

「プレッパー」たちは数週間の停電に備えてコストコで備蓄を行っている。

コストコでは金や銀の延べ棒からトイレットペーパーまで、あらゆる災害に備えたアイテムが販売されている。

コストコは「終末」に備える人々のパラダイス…トイレット・ペーパーから金の延べ棒まで何でも揃う(海外)

アメリカでは2000万もの人が、公共サービスの大混乱に備えている。

数週間の停電に備えるため、「プレッパー(準備をする人)」たちはこぞって、ある場所へ行く。

金の延べ棒からトイレット・ペーパーまで、コストコは災害への備えとして最高の選択肢だ。

現代生活がますます快適になるにつれ、不安も大きくなる。

アメリカではこれに対し、自然災害あるいは別の世界滅亡シナリオによる公共サービスなどの大混乱の可能性に備えておこうと考える人が増えている。

アメリカ連邦緊急事態管理庁(Federal Emergency Management Agency)のデータ分析によると、2000万ものアメリカ人が1カ月は自力で生き延びることができるという。この中に、オンラインの「プレッパー(準備する人)」コミュニティーの一員だという人もいる。数年分の物資を備蓄したり、貯蔵庫を作ったりと熱心な人もいる。

数週間の停電に備えてストックを買う際、「プレッパー」たちはこぞって、ある場所へ行く。コストコ(Costco)だ。

ニューヨーク・タイムズは最近、プレッピング・コミュニティーのフォーティテュード・ランチ(Fortitude Ranch)を特集した際、ある写真を掲載した。カークランド・シグネチャー(Kirkland Signature)のビタミン剤と制酸錠剤が何本も入った食料庫の写真だ。

「今週、コストコに行って非常事態用のストックを買う予定だ」とあるレディット(Reddit)ユーザーは去る2月、「r/preppers」サブレディットにアドバイスを求める投稿をした。

「米を何袋かと、食べ物の缶詰はゲットしようと思ってる。長期保存用だ。他に買った方がいいものある? よろしく!」

返信で挙がった必需品は、多岐に及んだ。バター、プロテイン・バー、コーヒー豆、薬、そして(もちろん)すべてを保存する箱だ。

それでは終わらない。発電機は? コストコにあるね。とてつもない量のトイレット・ペーパーとペットボトルの水は? 確かに。

コストコでは、ゴールド(金)やシルバー(銀)の延べ棒やコインも大量に売れている。金融システムが停止することを懸念する人々の間で、非常に人気が高いのだ。(1オンス銀貨の価値は現在約30ドル、約4700円)