蘇州日本人学校のバス案内係女性に中国共産党が「勇士」の称号授与 「命顧みず多くの被害を防いだ」

AI要約

中国共産党が、蘇州市で日本人学校の送迎バスが襲われた事件で死亡した中国人女性に「勇士」の称号を授与したことが発表された。

事件では、日本人親子が50代の中国人男性に切りつけられるという犯行が行われた。

バスの案内係だった34歳の胡友平さんを含む48人が、「勇士」として選ばれたと報じられている。

蘇州日本人学校のバス案内係女性に中国共産党が「勇士」の称号授与 「命顧みず多くの被害を防いだ」

江蘇省・蘇州市で先月日本人学校の送迎バスが男に襲われた事件で、中国共産党は死亡した中国人女性に「勇士」の称号を授与すると発表しました。

先月24日、上海市に隣接する蘇州市で、日本人学校の送迎バスを待っていた日本人親子が50代の中国人の男に切りつけられました。

中国共産党で警察や司法部門を統括する「中央政法委員会」は26日、バスの案内係だった胡友平さん(34)に「勇士」の称号を授与すると発表しました。

理由として、日本人親子を守るため「男を背後から抱え犯行を止めたが何度も刺されて犠牲になった」「自分の命を顧みず、多くの人の被害を防いだ」としています。

今回の「勇士」は4月から6月に活躍した人が対象で、胡さんのほかに中国全土から48人が選ばれています。

中国側は「偶発的な事件で、日本人を狙ったものではない」と説明していますが、男の犯行動機などの情報は1か月が過ぎた今も明らかにされていません。