ロシア、国防次官を汚職容疑で逮捕 ウクライナ侵攻で補給を担当

AI要約

ロシアの元国防次官が汚職の疑いで逮捕された。

国防省幹部の逮捕が相次ぎ、軍の改革が迫られている。

ロシア軍が侵攻時に補給問題を抱え、元国防次官が解任された可能性がある。

ロシア、国防次官を汚職容疑で逮捕 ウクライナ侵攻で補給を担当

 ロシア連邦保安局(FSB)は26日、ドミトリー・ブルガコフ元国防次官を汚職の疑いで逮捕したと発表した。インタファクス通信が伝えた。ロシアでは国防省の幹部が相次いで収賄などの容疑で逮捕されており、ウクライナ侵攻の補給や動員で問題が多発した国防省や軍に改革を迫る狙いとみられる。

 ブルガコフ氏は2008年から補給などを担当する国防次官を務めたが、22年9月に解任された。容疑の詳細は明らかにしていない。

 ロシア軍は侵攻の当初、前線で弾薬の補給などの問題を抱えて苦戦。ブルガル氏は責任を問われて解任された可能性がある。

 プーチン大統領は5月、国防相に経済畑で前第1副首相のベロウソフ氏を登用。4月にショイグ前国防相の側近とされたイワノフ国防次官が収賄容疑で逮捕されるなど、幹部の逮捕が続いている。