ロシアのトゥアプセ製油所、ドローン攻撃受ける 5月にも被災

AI要約

ロシア石油大手ロスネフチのトゥアプセ製油所が再びウクライナのドローンによる大規模攻撃を受け、火災が発生したが既に鎮火した。被害の程度は不明。

ウクライナ政府はロシアのエネルギーインフラを攻撃し、ロシアに報復攻撃を仕掛けているとされる。

ロシア国防省は、多数のドローンを迎撃したと発表。被害が報告された地域は複数ある。

ロシアのトゥアプセ製油所、ドローン攻撃受ける 5月にも被災

[モスクワ 22日 ロイター] - ロシア石油大手ロスネフチのトゥアプセ製油所が、再びウクライナのドローン(無人機)による大規模攻撃を受けた。火災が発生したが、すでに火は消し止められたという。地元当局が22日、通信アプリ「テレグラム」で明らかにした。被害の程度は不明。

ウクライナ政府関係者によると、同国のエネルギーシステムを攻撃したロシアへの報復攻撃という。ウクライナはロシアの経済に打撃を与え、戦費調達を阻止するために繰り返しロシアのエネルギーインフラを攻撃している。

ロシア国防省は、防空システムでトゥアプセ周辺を攻撃した8機のドローンを含め75機を迎撃したと発表した。

75機の内訳は、南部ロストフ州で47機、黒海とアゾフ海で17機、トゥアプセ製油所のあるクラスノダール地方で8機、そのほかに西部ベルゴロド州、南部ボロネジ州、西部スモレンスク州で各1機という。

黒海に面するトゥアプセ製油所の原油処理能力は日量24万バレルで、ロシアのウクライナ侵攻開始以降、繰り返しウクライナの大規模攻撃の標的となっている。今年5月17日にも攻撃を受けていた。