米大統領選巡る混乱、米社会のさらなる分断を示唆=ロシア外務省

AI要約

ロシア外務省報道官は、米大統領選の混乱が米国社会の分断を加速させる可能性を指摘。

ザハロワ氏は米国社会の深い分断や内戦の兆候を指摘し、ロシアの干渉はないと主張。

報道官は米大統領選に関する質問には明確な回答を避ける姿勢を示した。

米大統領選巡る混乱、米社会のさらなる分断を示唆=ロシア外務省

Dmitry Antonov

[モスクワ 24日 ロイター] - ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は24日、トランプ前米大統領の暗殺未遂事件やバイデン米大統領の選挙戦撤退など、11月の米大統領選を巡る混乱は、米国社会の分断が「一気に加速」する危険をはらんでいることを示唆しているとの見解を示した。

ザハロワ氏は、「米国社会の深い分断」と「内戦」の兆候が示されており、米国は依然としてロシアを実存的な敵と見なしていると指摘。その上で、ロシアが主権国家の内政に干渉したり、影響力を及ぼしたりすることはないとし、「米国の次期選挙も例外ではなく、われわれがこれまで干渉を行ったことは一度もない」と述べた。

ロイターからの米国大統領として誰を望むかの質問に対しては、明確な回答を避けた。