2024年7月21日の世界平均気温、史上最高に 前年記録塗り替え

AI要約

世界平均気温が1940年以降で最高を更新したことが報告された。

気候変動とエルニーニョ現象の影響により、13カ月連続で世界平均気温が上昇している。

今後も地球温暖化の影響で新たな気温記録が更新される可能性が高いと予想されている。

2024年7月21日の世界平均気温、史上最高に 前年記録塗り替え

 今年の7月21日の世界平均気温が、1940年以降の観測史上最高を更新した。

 欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」が23日に速報値として発表した。

 発表によると、21日の世界平均気温は17・09度で、これまで最高だった2023年7月6日の17・08度をわずかに上回った。

 人類の活動による気候変動とエルニーニョ現象の影響で、月単位での世界平均気温は今年6月まで13カ月連続で最高を更新し続けている。

 同機関のブオンテンポ所長は「過去13カ月の気温とそれまでの気温との差の大きさは驚異的だ。地球温暖化の継続に伴って、今後の数カ月、数年間で新たな記録が更新されることになるだろう」と推測している。【ニューヨーク八田浩輔】