パレスチナのハマス・ファタハなど「分断解消」で合意 中国が仲介も実効性は不透明

AI要約

中国外務省によると、パレスチナの対立するイスラム組織ハマスと自治政府の主流派ファタハの代表者らが北京で和解協議を行い、「北京宣言」に署名した。

合計14のグループが協議に参加し、パレスチナの分断を終結し、民族の団結を強化することを目指している。

ハマスとファタハは長年対立しており、実効性は不透明だが、中国政府は中東での仲介外交を通じて存在感を示す狙いがある。

パレスチナのハマス・ファタハなど「分断解消」で合意 中国が仲介も実効性は不透明

中国外務省は23日、パレスチナで対立しているイスラム組織ハマスと自治政府の主流派ファタハの代表者らが北京で和解協議を行い、分断の終結をうたった「北京宣言」に署名したと発表しました。

中国外務省によりますと、イスラム組織ハマスや自治政府の主流派ファタハなど、合わせて14のグループの代表者が7月21日から23日にかけて、北京で和解に向けた協議を行い、パレスチナの分断を終わらせ、民族の団結強化をうたった「北京宣言」に署名しました。

また、協議ではガザについて、戦闘終結後に「暫定国民和解政府」を樹立して統治することでも合意に達したということです。

中国政府は、仲介外交で中東での存在感を示す狙いがあるとみられますが、ハマスとファタハは長年対立していて、アラブ諸国が和解に取り組んできたものの実現しておらず、合意の実効性は不透明です。