イタリアの再エネ発電量、初めて化石燃料由来超える 1─6月

AI要約

イタリアの送電会社テルナによると、今年上半期に再生可能エネルギーによる発電量が初めて化石燃料を上回った。

再エネ発電量は過去最高の水準に達し、水力発電が大幅に増加した。化石燃料由来の発電量は減少傾向にある。

また、水力発電の増加により、再エネ発電容量も増加した。

イタリアの再エネ発電量、初めて化石燃料由来超える 1─6月

Francesca Landini

[18日 ロイター] - イタリア送電会社テルナは18日付のリポートで、国内で再生可能エネルギーによる発電量が、今年上半期(1─6月)に化石燃料由来の発電を初めて上回ったと明らかにした。

再エネ発電量は、現地時間6月22日午後1時から2時までの1時間に33.2ギガワット(GW)と、過去最高水準に達したという。

リポートによると、上半期の発電量は、再エネ由来が67.3テラワット時(Twh)、化石燃料由来は前年同期比19%減の58Twhだった。

再エネの電源別に見ると、水力発電が前年同期比65%増の約26Twhに達し、過去最高となった。降水量が多かった北部での増加が顕著だった。 また、上半期の再エネ発電容量は3.7GW増加した。前年同期は1.1GW増だった。