マカオ、試着室でスマホ盗んだオーバーステイのフィリピン人の男ら逮捕…万引きにも関与

AI要約

マカオ治安警察局は、コタイ地区の統合型リゾート(IR)併設モール内でのスマートフォン窃盗事件を解決。フィリピン人の男が逮捕された。

男は試着室で別の買い物客のスマートフォンを盗んだ疑いが持たれ、さらに万引きも認める供述をした。

男はオーバーステイ状態であり、同居相手の女も関与が疑われており、警察は捜査を進めている。

マカオ、試着室でスマホ盗んだオーバーステイのフィリピン人の男ら逮捕…万引きにも関与

 マカオ治安警察局は7月18日、コタイ地区の統合型リゾート(IR)併設モール内にある衣料品店の試着室で別の買い物客のスマートフォン1台を盗んだとしてフィリピン人の男(50代)を逮捕したと発表。

 同局によれば、同月15日に試着室の個室内にあるハンガーにスマートフォン1台を入れて衣服をかけたまま個室から何度か出入りして洋服を選んでいたが、途中でスマートフォンがなくなっているのに気づいたとする被害通報が寄せられたとのこと。

 通報を受けた同局が店舗の監視カメラ映像を分析したところ、不審な人物が被害者の使っていた個室へ侵入を試みていたことがわかり、「天眼」と呼ばれる公共エリアの監視システムを活用して容疑者の男の身元を特定。16日にマカオ半島の草堆街付近で男の身柄の確保に成功したという。この際、男はタグがついたままの衣類1点を所持していたといい、男は同局の調べに対し、試着室でスマートフォンを盗んだこと、またタグ付きの衣類についても同じ店で万引きしたものと認める供述をしたとのこと。また、男が今年(2024年)3月からオーバーステイ状態だったことも判明。

 その後、男の滞在先の捜索において、フィリピン人の女(50代)を発見。女は男が交際相手であるとし、今年4月から同居していたが、相手がオーバーステイ状態とは知らなかったと説明したという。

 同局では、男を窃盗罪で、また女についても捜査で得られた情報を総合して蔵匿罪でそれぞれ検察院送致する方針とした。