マカオ、スリで入手したコンサートチケットを転売の中国人男女逮捕

AI要約

マカオ治安警察局がスリによるチケット転売事件で中国人男女2人を逮捕。

スリ被害からの通報を受け、監視システムや資料を活用して捜査を行い逮捕に成功。

容疑者は逮捕後も一部否認しているが、窃盗及び詐欺罪で検察院送致する方針。

マカオ、スリで入手したコンサートチケットを転売の中国人男女逮捕

 マカオ治安警察局は7月15日、マカオでスリによって入手したチケットを転売したとして中国人(中国本土居民)の男女2人(いずれも50代)を逮捕したと発表。

 同局によれば、今年(2024年)5月11日にマカオ居民1人からコタイ地区にある統合型リゾート(IR)で開催されるコンサートへ入場するため列に並んでいたところ、何者かが携行していたバッグに触れたように感じ、確認したところチケットが1枚なくなっているのに気づいたとするスリ被害の通報が寄せられたとのこと。

 通報を受けた同局が捜査に着手し、なくなったチケットを使って入場した人物がいたことを突き止め、この人物に事情を聞いたところ、いわゆるダフ屋から1800香港ドル(日本円換算:約3万6000円)で購入したものと説明したという。

 その後、同局がIRの監視システム及び被害者から提供を受けた資料を活用して捜査を進めた末、容疑者の男女2人の身元を特定。7月4日と5日かけて港珠澳大橋マカオ側イミグレーション、關閘イミグレーションで両人の逮捕に成功した。

 両人は同局の調べに対して回答を拒否しているというが、同局では捜査で得られた情報を総合し、両人を窃盗及び詐欺罪で検察院送致する方針とした。