韓国軍が再び軍事宣伝放送 6月以来、北朝鮮の「ゴミ風船」に対抗

AI要約

韓国軍は南北の軍事境界線付近での拡声機を使った軍事宣伝放送を実施し、北朝鮮から送られた「ゴミ風船」に対抗した。

南北間の緊張が高まる中、韓国軍が6年ぶりに再開した軍事宣伝放送により、北朝鮮からの「ゴミ風船」問題が再燃した。

北朝鮮は韓国からの大型風船でのビラ投下に対し、新たな対抗措置を示唆している。

韓国軍が再び軍事宣伝放送 6月以来、北朝鮮の「ゴミ風船」に対抗

 韓国軍の合同参謀本部は19日、南北の軍事境界線付近での拡声機を使った軍事宣伝放送を実施したと発表した。北朝鮮は18日夕から韓国側に「ゴミ風船」を再び飛ばしており、韓国軍は対抗措置として再度の放送に踏み切った。

 軍事宣伝放送は「ゴミ風船」をめぐって南北間の緊張が高まる中、韓国軍が6月に約6年ぶりに再開した。ただ一度放送してからは、控えられていた。韓国軍によると、18日夕以降に「ゴミ風船」約200個が飛来し、うち約40個が韓国北部・京畿道に落下した。飛来した地域で、宣伝放送を実施したとしている。

 一方の北朝鮮は韓国側から引き続き大型風船でビラが飛ばされているとして、16日に「対応方針の変化は避けられない」(金与正(キムヨジョン)・朝鮮労働党副部長)として新たな対抗措置を示唆している。