韓国軍が対北朝鮮の宣伝放送を40日ぶりに再開 北朝鮮のごみ風船に対抗
AI要約
北朝鮮から「ごみ風船」が再び飛来し、南北の緊張が高まっている。
韓国軍は40個の「ごみ風船」が軍事境界線に近い地域に落下したことを確認し、危険物は無いとしている。
韓国軍は反撃として北朝鮮に宣伝放送を再開し、前線の兵士への影響を狙っている。
北朝鮮から「ごみ風船」の飛来が再び確認されたことを受け、韓国軍は北朝鮮への宣伝放送を再開し対抗するなど、南北間の緊張が高まっています。
韓国軍は、北朝鮮が飛ばした「ごみ風船」についておよそ200個を確認し、このうち軍事境界線に近い「京畿道（キョンギどう）北部におよそ40個が落下した」と発表しました。
分析の結果、「大半が紙屑で危険物は無い」としています。
さらに「ごみ風船」に対抗するため、「きのう夕方からきょう夜明けまで、北朝鮮への宣伝放送を行った」と発表しました。
先月9日に6年ぶりに再開した以降、およそ40日ぶりの放送となります。
ニュースや音楽などを拡声器で流す宣伝放送は、前線の兵士への心理的影響が大きいとされています。
今後も実施するかどうかについて韓国軍は、「北朝鮮の行動にかかっている」としています。
ただ、北朝鮮側が更に反発してくることは避けられず、南北間での緊張が高まっています。
